正月なんかこの前だった気がしますが、気付けばもう一年経過してまして月日が過ぎるのは早いですね。
普段は店頭に在庫置くスペースが無く預かり修理車ばかり置いてるんですが、そんな中でも中古車を探してほしいと依頼されて何台か売れてたりします。
あまり熱心に販売に時間を割いてない割にはありがたい事です。
今はエストレアの限定色なんかを置いてます。
元はお客さんが跨って観たいというので探して来たんですが、結局は成約には至らずそのままになってます。
もしよければ買ってやってください(笑)
最近はちょっと今まで見たこと無いくらい酷い話を聞きましてね。
元は他の店で購入したZRX400なんですが、なんでも買う時に「1本だけプラグのサイズ違うから」と言われたそうです。
それだけでも意味わからんですが、お客さんもバイクに詳しいわけじゃなかったので「そういうもんなのか」と。
それが当店で開けてみたらびっくりです。
ZRXって本来はCR9Eというネジ径10㎜のプラグがついてます。
ところが2番シリンダーだけネジ径12㎜のDCPR型のプラグがつけられてた、と。
なんてことをするんだと。
仕方ないのでシリンダーヘッドを外しましてね。
これ12㎜に広げられちゃったプラグ穴。
本来は
わかりますかね？隣と比べると一目瞭然ですが。
仕方ないので内燃機屋さんにヘッド持ち込んで溶接修復の上で再度ネジを切ってもらいました。
いや、あまり同業者の悪口は言いたくないですが、さすがにこの状態のエンジンお客さんに納車するのはどうかと思いますけどね。
現状販売でノークレーム売りっぱなしって言うならまだしも、納車の際にプラグのサイズが違うことを伝えてるってことは知ってたわけでしょうし。
現状渡しじゃなく納車整備費用を払ったバイクでこの状態で渡されたら、お客さんもたまったもんじゃないでしょう。
近年は色々なスタイルのバイク屋さん増えてきたので、中には売りっぱなしのショップもあるんでしょうけど。
もう一台、これも埼玉県東部の某店で購入したというスクーターが来店して「一通り点検してほしい」と。
店の名前を聞いた時点で過去に何度か不具合でウチに駆け込んでくる車両が大体そこで購入なので嫌な予感はしてたんですが、お客さんも「現状で買ってるから一度きちんと整備したい」と、ある程度は理解して買ってたようです。
んで駆動系を開けたら
ベルト欠けてるしクラックは深いし、いつ切れてもおかしくない状態。
まぁ現状販売なら文句は言えんですが、この状態で公道に出てきてしまうのは怖いですな。
原付スクーターとかは結構点検とかサボるユーザーさん多いですが、1年に一度くらいはブレーキとか駆動系とか外から見えない部分もチェックした方がいいですな。まぁ走る距離にもよりますけど、売る際にまともにチェックしないショップも増えてるみたいですし。
時代とともにバイク屋のスタンスや業態も変化してるんですかね？
時代と言えば、ウチは一応これでも認証工場なのもあり、一年に一度は整備振興会の整備主任者講習を受けるのですが、今年の技能研修の題材が「ＥＶバイク」でした。
ヤマハの「e-Vino」とカワサキの「Ninja e-1」がサンプルで作業場に置かれてました。
バイクもついに電動の時代ですかね？
自分はなんだかんだレシプロエンジンは消えないと思ってるんですが。
ＥＶバイクの注意点として、事故で大破したようなバイクの場合は迂闊に触らない方がいいようですな。
従来のバイクみたいに12Ｖなんてカワイイ電圧のバッテリーじゃなく60Ｖとかなので不用意に触って左手から心臓通って地面にアース落ちる回路が成立したら感電して死にます。
まずはバッテリー接続を外してから動かすのが鉄則になるでしょうしゴム手袋とか、地面に敷くゴムマットなんかを使えばいいんですけど。
見た感じもなんか気味悪かったですね。マフラーないし。ピンクナンバーでしたけど、そもそも排気量の概念も無いから出力で区分けしてるのかな？
おそらく自分の店で取り扱うことはないだろうなぁ…。
ヤマダ電機とかコジマ電機とかで販売した方がよさそうな(笑)
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