色々とカスタムされたCB400スーパーフォアのVTEC。
タンクを外したところ…
折れて塞がってるホース。
このホースはタンクの水抜きのホース。
バイクのタンクはキャップ部分に水抜きのホース穴と、タンク内を大気圧に保つためのベント穴があります。
確かにCB400SFの水抜きホースはタンク載せる際に若干入れにくいんですけどね。
安易に引き抜いて差してタンクそのまま載せると折れてしまって水が抜けなくなったりします。
現にタンク抜いてホース延ばした途端…
ホースとタンクの間に詰まってた水がドバっと出てきました。
水が抜けないって事はタンク内に水が入ってるなんて可能性もあるわけですが、キャブ開けた感じは水は入ってませんでしたな。
色々なバイク触ってると、よくこのホースが折れてたり、元から差さって無くてどこかで捨てられちゃってたり、なかなか雑な扱いされがちなホースではあります。
ちなみにベント穴のホースが詰まるとガソリン減る度にタンク内が負圧になり最後はガソリンがキャブに落ちなくなります。
タンクキャップ開けた時に「プシュ」みたいな音がしたときは大体詰まってますな。
気化したガスを抜く役目なんかもしてますし。
で、問題色々あったCBですが、最後にバッテリー替えて充電電圧を計測したら13V…
充電されてないですな。点検したらジェネレーターからの三相はACで60V以上出てるのでレギュレターかな。
で、このNC39のCB400ですが、レギュレター換えるの結構面倒です。
バッテリーケースの下側。
もちろん工具は入らないし、自分の大きな手では尚更。
基本的にはテールカウルからリアフェンダー、バッテリーケースまで全部外さないとアクセスできません。
これはバッテリー外してバッテリーケースをズラした状態ですが、ここまでバラします。
リアフェンダー外さないとこれがズラせないのですよ。
型式や年式次第じゃ車体横側についてるのもあるんですけどね。NC42とかはサイドカバー側かな?
とりあえず部品待ちにして、次は初期型のNC31のスーパーフォアを。
どうも綺麗に4気筒燃えてなくてカタハイ状態で1番2番の燃焼温度が低い、と。
タンク内がゴリゴリに錆びてたのでタンク錆びとりと同時に内部コーティング施工も進めてます。
タンク乾かしてる間にキャブを開けてみる。
ゴッソリとサビが堆積してましたね。
むしろこれでも一応エンジンがかかるのが驚きですが。
念入りにクリーナーで洗浄して漬け置いて他の作業を。
店が狭いのでキャブレタークリーナーとか使うときは換気扇だけじゃなく店の入り口も開放してるんですが、それでもお客さん来ると臭いはするので大対こういう作業は閉店後の夜にやることが多いんですが、毎回そういうわけにもいかず。
少し店の中のバイクも片付いてきて減って来たので、長く預かってる車両なんかも進めたいんですが、探すの頼まれてるバイクもあったりするので、なるべく店内がいっぱいにならない程度に仕事は進めて行きたいところですな。
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