「オイルの減りが激しい」という症状のNMAXが入庫しました。
オイル漏れの形跡が無いとすると、オイルが減る原因はオイル上がりかオイル下がりか？になりますがNMAXは横置きエンジンなのでバルブステムシールから下がることはないんでねか？ってのが最初に聞いた印象。
とりあえずエンジンかけてみて、始動時に白煙を吐くことは無く、アクセルあおると若干白煙を吐く。
上がってるっぽいなー。ピストンリングなのかシリンダーに傷でもあるのかは開けて見ないとなんともだけど。
てなわけでエンジン腰上を抜く事になりまして、まずは外装剥がし。
スクーターは何するにもまずはこれから。
カウル類を剥がしタンクも外す。
引き続きマフラーや冷却系ホースやスロットルボディとか細かいパーツも外して、とりあえずクランク回して合わせマーク合わせてからシリンダーヘッドカバーも外し、カムスプロケットこんにちわ。
合わせ位置とヘッドの面が合って無くない？と一瞬思ったんですが、画像じゃわかりにくいけど奥側に合わせ位置マークありましたな。
引き続きヘッドを抜いていきます。
ピストンの当たりちょっと気になるけど…
ヘッドとシリンダー。
んー…
腰上オーバーホールかなぁ。
ヘッド側はオイル燃えてるの確定だし。
ステムがオイルで湿ってるなんて事はないみたいだけど、この際だからステムシールは替えておきますか。
バルブのシート面は抜いてみてから擦り合わせにするかシートカットしなきゃダメか判断でしょう。
とりあえずシリンダーの値段出して返答待ちです。
125㏄単気筒ならシリンダーも2万もしませんしね。
これが4気筒だとさすがに換えるわけにいかないので内燃機屋さん加工になりますが。
このあたりどこまでやるかは予算との相談になりますね。
どうもNMAXにはよくある症状だそうで、酷いと1000キロ走行で400㏄くらい減ってるなんて事もあるとかなんとか。
せいぜい1リッターちょいしかオイル入らない125㏄では結構な減り方ですけど、最近は国産も小排気量者は海外生産だったりするんで、昔じゃなかなか聞かなかった不具合なんかも多くなりました。
メイドインジャパンは偉大ですよ。
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