キャブ不調

作業日誌

最近値段が高騰してる車両が入庫。

2番シリンダーが燃えてない気がするとのこと。
診断してみると、まぁ確かに2番の燃焼温度は低い。吹け上りも重ったるい。
なんなら4番も。
カタハイというほど著しく調子悪くもないけど、まぁ本調子ではないですな。
マニホールドも硬化してるし、エアクリーナーBOX側のインシュレーターは叩けば割れるんじゃないかってくらい硬化してるのでキャブレターのオーバーホールとマニホールド、インシュレーターも部品出るうちに換えてしまおうという事に。

部品届いたので整備着工。

…前に一応、排ガスチェック。

FI車全盛の現在の車屋さんが見たら引っくり返りそうな数字ですが、まぁ90年代設計エンジンのキャブ車なんで…

とはいえHC4桁はさすがに問題ではありますな。まぁ11年規制車なんで、こんなんでも車検は通りますけど。
CO問題なくHC高いってのは薄すぎて失火してるとか、空燃比外して未燃焼ガス出てるパターンですが、完全に2番失火してるならもっと一目で車検通らないくらいの異常値出ますしね。まぁ薄くなる原因は心当たりありますが。

とりあえずキャブをバラしながら細かいチェックをしていきますが、マニホールド外したついでに吸気ポートの中覗いたらカーボン蓄積が結構ありましたな。
ヘッド側のバルブ廻りコンディションも気にはなりますが、まぁ開けるほどでもないかな。潤沢な予算があるなら勧めたいところですが。

キャブオーバーホールして組み付けて同調も揃えて…再度排ガスチェック。

マフラー社外で抜けも良くなってるし、気持ち濃い目くらいにしときますか。
これ以上パイロット薄くするとHC跳ね上がりますしね。

ちなみに、パイロット調整に使うアングルキャブドライバーですが、色々なタイプあります。
自分もいろいろ使いましたが、一番使いやすいのはこれ。

カワサキの純正部品で注文してから10年以上使ってますが、どんな車種も使えてヘッドの高さも低いし多少斜めでもワイヤー式なので多少自由が利いて使い勝手がいい。
ヤマハのジェネシスエンジン用とかだと1万円以上しますが、これそんなに高くなかったような。遠い昔の事なので値段まで覚えてませんが。

そういえば、今まで店舗の前の駐車場に店の軽トラ置いてたのですが、店の裏の屋根付き駐車場を家主さんが2台分纏めて安く貸してくれることになったので、来客用の駐車場が1台分確保できました。

営業中は軽トラ置いてますが、1台分は来客用にしようと思います。
お店の前にも駐車スペース有りますが、バイク並べると結構狭いので。

お車で来店の際はお声かけ下さい。空けときますんで。

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