点検車両など

作業日誌 日々の出来事

なんか関東は知らない間に梅雨明けとか?
ていうか、まだ6月なのに熊谷で40℃とか?

まぁ自分の店では冷房効いた環境で作業してるのですが、それでもエンジンかける時とか扉開けただけで熱いですしね。

最近は事故車が立て続けに入って来たり飛び込みのタイヤ交換なんかも来たりでバタバタしてるんですが、プライムガレージで意外にも依頼の多いのが『点検』の依頼です。
法定12ヶ月点検、24ヶ月点検などはオーナーさんによっては一度も依頼した事無いまま乗ってる方も多く「壊れたら修理に頼む」スタイルなんかも多いのですが、実は乗りっ放しで被害が拡大というか金額が大きく変わってしまうケースは多いので、年に一度はバイクの点検しとくと予防にもなります。
ブレーキパッド減ったのに気付かないで乗り続けてディスクローターまで削ったら費用はパッド交換の数倍かかりますし、スクーターの駆動系開けてみたらクラッチアウターがガタガタだとかベルト亀裂入ってるとか結構あるあるですしね。

ウチの店に来てくれるお客さんはメンテナンス意識が高いのか、結構キッチリ1年経つと電話してきて点検依頼してもらえます。

…と言っても開業してまだ1年半なんで何度も来てるみたいな言い方は語弊あるんですが(笑)

少し前に点検を依頼されたFTRのお客様のご紹介みたいな形で今度はTT-Rのお客様が来店。

なんか以前に某バイク用品店でバッテリーの充電が怪しい、発電してないんじゃないかという指摘をされたようで、当店へ。

ついでにフォークブーツ汚れてるから替えてしまいたいとか色々含めて一度点検してくれとの事。
ブレーキフルードも数年替えてないみたいな感じなのでこの際替えようと。

とりあえずバッテリー充電チェック。
最初は「お?13.5Vくらい出てるな」なんて思ってたんですが、しばらくするとどんどん電圧下がって安定しない。
ジェネレーターで症状が出たり出なかったり…なんてケースはあまり考えにくいしレギュレターが熱で壊れるのはよく聞くんでレギュっぽいなーなんて。

とりあえずジェネレーターからの発電を計測。
ジェネはマニュアル読めば規定値ってのはあるんですが、とりあえずは交流で数十ボルト、回転数と連動して3本の線それぞれでキチンと上がってれば一応は問題ないです。

アイドリングでも交流で34Vくらい出てるな。

回転上げればAC70Vくらい出てるんで充分じゃないかな?ジェネレーター平気そう。

とりあえずレギュレター交換しようと部品発注して交換してから、バッテリーの充電電圧を再計測。

これくらい出てればとりあえず充分かな。
バッテリーが満充電のちゃんとした純正ユアサとか古河なら14.8までキッチリ出そうですけど。

続いて点検作業の続きに取り掛かります。

なんか真っ黒なブレーキフルードが…

とりあえず吸い出してみる。

なんか底にヘドロっぽいカスが沈殿。
マスターの穴って小さいので、こういうカスを吸い込むとよろしくないので掃除

綺麗なフルード入れてからエア抜き。
タンクのフチの腐食もあるし、最後閉める前にストーン軽くかけときますか。

その他の所は特に問題も無く、状態良かったですね。
フォークブーツ交換してるせいで印象が一気にパリッとしましたな。

バイク屋さんが仕入れた中古車を磨いて売り物にするとき、グリップとかフォークブーツだけでも交換しとくと見た目のイメージがガラッと変わるのは小技として使うんですが、オフロード車とか原付スクーターなんかは特に効果ありです。

…とか言いながらウチの店に長く居座る売り物のJOGは替えよう替えようと思いつつ日常業務忙しくて替えてませんが。

あんまり売れないまま連日の猛暑の中で毎日並べてると、そのうち泳げタイヤキ君のタイヤキみたいに突然ある日自分と喧嘩して勝手に走り出して逃げだすかもしれません…

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