忙しくて気付けば数か月ブログ更新をサボっておりました。
ネタになりそうな作業は何個かあったんですが、なんせ多忙だと写真を撮り忘れて没頭してしまうので…
預かり依頼車が増えて販売車両を置くスペースがなくなったのもあり、しばらく在庫の販売車両は置いてなかったのですが、それでもお客さんからの依頼で中古車を探して販売なんかもしてました。
VTR250です。
元は原付の修理で来店されたお客様なのですが、エンジンがすでに終わりかけており修理に費用が掛かるという事で、そのまま250㏄に乗り換えという事に。
免許はあっても乗るのは数十年ぶりとの事で、事前に操作とメンテナンスの説明もさせていただきました。
あとは、自分でSRのキャブレターをオーバーホールしたけど調子が悪いから見てほしいという依頼のお客さん。
試乗すると確かに明らかに低速域で調子悪くスロットル開け始めも調子悪い。濃すぎるかな?という感想。
ノーマルのキャブでジェットの番数だけ変わってるなんてこともパワーフィルター着けてたりするとあったりしますが、とりあえずキャブを開けながらじっくり観察。
ジェット類は問題ないしキャブの中も綺麗。通路もきれいに掃除されてたのでトップキャップを開けてスライドピストンを抜き引っくり返した時に「あれ?」と。
スライドピストン、まぁカッタウェイとかスライドバルブとかバキュームピストンとか同じパーツでも人によって呼び名は色々で実は厳密に言うと若干違うんですが、SRの場合はそこにジェットニードル、スプリング、ストッパーもついてます。
抜いたとき、ワッシャーが落ちてこなくて、中覗いたら貼り付いてました。
つまりこういう配置だったわけです。
順番で言うとこの順番に入ってて、この上にスプリングがはまってたんですが…
これだとスライドピストンが上がった際にはニードルも上がりますが、下がるときにスプリングの力がニードルを押さないのでラグが出たり引っかかって落ちてこなかったりします。そもそもワッシャーの分だけニードルも高さが上がってるので燃調も濃くなる。
本来は
この順番で入ってないとスプリングがニードルを下げてくれない。
こんな細かいパーツの順番一つで調子は大きく変わるので、キャブはキチンと構造を理解して組みましょう。
あとは新しいスタンドを買いました。
前からドカティのお客さんは何人か来店してたのですが、ドカティって一部車種は専用スタンドが無いと不便なんですよ。
ドカティのストリートファイターのブレーキ引き摺りと排気でバイス不調の修理です。
ちょっとリアスタンドかけたいなーと思いつつ、どうせほかのドカティユーザーも今後来るだろうしとスタンド購入。
片持ち用のスタンドですが使える車種が限られるので今まで購入を渋ってました。
このストリートファイターは純正でブレンボのラジアルモノブロックのキャリパーついてるんですが、パーツリストにピストンシールキットの品番が無いというふざけた仕様でした。
とはいえ、まぁ同じもの使ってる国産の車種もあるんでホンダとかカワサキとかで調べたりすれば見つかるかも?
ピストン径合わないとダメだけど。
あとはドカティのエラー消すのトライしたり6Vモンキーの電装修理したり日々忙しくさせてもらってます。
長期預かり車両も少し減りつつあるので販売の方もまた頑張ろうと思います。
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