キャブレター車は永遠に不滅です

作業日誌 未分類

最近は残暑が長くて秋が一瞬で終わって冬になるのが日本の新しい四季のカタチになってる気がしますね。

頑張って仕事を進めた甲斐もあり、整備済車両も納車しおわって店内が少しスペースできました。
そんな中、新しく入庫した修理依頼がこちら。

XJR400ですが、どうもアイドリング時の調子が良くないとの事。
そしてヤマハ車の持病でもあるんですが、キャブレターとシリンダーヘッドを連結してるインテークマニホールドのひび割れが結構深い。
まぁゴム製品なので経年劣化でヒビ割れるんですが、これもう自分がまだ見習いでこの業界入った25年前からずーっと言われてるヤマハ病ですな。
2サイクルのJOGとかビーノとか250クラスでもSRVとかのV型ツインからFZRとか並列4気筒のとか軒並み大体これ割れます。
しかもパーツ代が高いんですよ。
このXJR400のマニホールドなんか1個4600円くらいします。4気筒なんで4個で18000円くらいになります。
キャブのオーバーホールに併せてマニホールドも換えますし、フロートバルブセットも1個3000円くらいするのが4個。エアクリ側のダクトも硬化始まってたので換えるとパッキンとか部品代だけで4万近くしてしまう。

長いこと一度も清掃してないというので、とりあえずキャブを外してみます。

予想してたより汚れがひどいですな。
エアブリードの穴が詰まる寸前というか、もしかしたら一度オーバーフローおこしてるんじゃないかってくらい。
ホントはこのままキャブレタークリーナーで一気に清掃するところまでバラしたかったんですが、この後に来客の予定があったんで、また溶剤の匂いが店内に充満してしまうと客商売として難ありですし、日曜日なので急な来客もありそうなので続きは後にしました。

車検の問い合わせも2件ほど相談受けてて、どちらも月末くらいに入庫になりそうなので、なるべくまた店内が埋まらないように段取りよく作業進めて行くように心がけます。

そういえば、数日前にオイル交換に来た原付のお客さんがいたんですが、オイル代と工賃込みで端数の下二桁切って2000円ですと言ったら「今まで行ってた店だと4000円くらい取られてたけどオイルそんな安いの?」とのこと。

いや、プライムガレージでは基本的には完全化学合成油のWAKO`SプロステージS(1500円/L)か「なんでもいいよ」なんてお客様で原付スクーターなんかだとシェルアドバンスの鉱物油AX5(1200/L)のどちらかなんで、原付だと大体工賃込みでも2000円超えないんですけどね。

「0.8Lとかしか入らないオイルで4000円となると、モチュールの300VとかWAKO`sの4CRとか入れたら工賃込みでそのくらいになるかもしれませんけど」とは言ってみたものの、特にお客さんから指定も無ければタクトに300Vとか入れますかね?
いや、オイルは良いの入れるに越したことは無いんですけどね。

ただ、マフラー社外でドレンやオイルフィルター外すのにマフラー脱着作業が伴うとかカウル外さないといけない車種は工賃上がりますけど、タクトだしなぁ。

個人的には「原付で2000円超えると高く感じるかな?」という思いもあって鉱物油導入したんですが、予想に反してお客様にオイルどっちか選んで貰うと、大体の人がプロステージ選ぶんですよね。

ちなみに、あまりオーダー入りませんがWAKO`sのタフツーリングも置いてたりします。こっちはリッター2000円です。
その他のオイルは事前にオーダーあれば取り寄せます。

オイル大事です。
オイル替えただけでギアの入り変わったりしますし。

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