見たくても見れないジレンマ

作業日誌

相変わらず一台納めては1台預かるというペースで店内のスペースは変わらないんですが順調に整備は進んでおります。
電話で問い合わせいただく方の中にはブログ見て来店される方も多く、作業日誌メインで書いてるせいか忙しそうに見えるようで、無駄に気を使わせてしまって納期は気にしないと言っていただけるお客さんも多いのですが、基本的には特にイレギュラーな問題が無ければ順番通りに納車させてもらってます。

そんな中、結構長いこと預かってる車両がいました。

バリオスⅡです。

ご近所のお客様なんですが、元々は2年ほど乗らずに不動だったのでエンジン可動にして欲しいという依頼でした。
それと並行してひび割れてるタイヤの交換なんかも行うということで預かってたんですね。

普通にキャブの内部の状態が酷かったのと、インシュレーターのクラックなんかもあったのでオーバーホールしながら全交換。
そこまでは良かったのが、いざエンジンかけてみたらイマイチ調子が悪い。
アイドリングが不安定、白煙を吐く、4気筒中の2気筒の燃焼温度が低い。

圧縮を測ると1番2番だけ9キロほどしか出ない。
これくらいならエンジンかからないほどではないけれど、どうしても調子は悪くなる。
加えて、バッテリーの充電電圧も出てない。
ジェネレーターからのAC電圧は3本ともキッチリ発電してるのでレギュレター交換ですな。
スターターリレーのカプラー部分の配線も焦げてたので作り直し。

ホントはシリンダーヘッドを外して点検したいけど、なんだかんだ結構な金額がかかってるので、ここでヘッドまで見るとなると予算がどこまで行くかわからない。
自分のバイクならサッサとヘッド抜いてバルブ廻りチェックするんですが、お金出すのはお客さんなので一度相談ですが、とりあえず外から判明する範囲で診断はしないと相談されるお客さんも判断に困るだろうと。

排ガス検査するとCo値は適性なのにHCだけハネ上がる。
一度エンジン暖めて一晩おいて始動すると始動時に白煙を吐く。
1番2番の圧縮が低い。
試しに試乗するとアフターファイアも時々出てガス薄い。

…とりあえずステムシールからオイル下がりしてるのは濃厚で、以前に動いてた頃からオイル食いながら燃焼してたとしたらバルブ廻りのカーボン堆積もあるだろうし、カーボン噛みこんで圧縮抜けてるくさいなーと予想。
あと、長期放置車両だと時たまいるのが、バルブがリフトした状態で放置されてる気筒とかいると、そのバルブの当たり面にサビが浮いたりして、それが数年ぶりにいきなり動くと圧縮抜けるというケース。
そもそもバリオスは元から高回転型エンジンなので2万キロ以上走ってるとカムチェーン鳴りだしたりバルブ廻りのコンディション崩れてる車体も多いし。

整備士の本能としては疑わしい所は開けてみたくなる。
でも、開けるだけでもガスケット類は交換だし費用はかかる。悩ましい所です。

とりあえず現状は走行は可能なので、お客様と相談の結果「とりあえず乗ってみて考えるよ」ということに。

その他にはCB1100なんかも入庫しました。

ヘッドカバーのオイル漏れ。この車種はホント多いですな、ホンダにしては珍しい。

外装とマフラーが往年のKっぽいですが。

何故か古い車両ばかり整備依頼が来る当店には珍しいFI車両(笑)
少しは今風なバイク屋っぽくなるかな?

そんなこと言ってたら2サイクルのジャイロキャノピーとかも入ってきましたけど。

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